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執筆者の写真Dj Rudy Japan

Stick Fighting

トリニダードの国技のひとつに"Stick Fighting"と言う、ボクシングの様に1 vs 1で行うバトルがあります。 こちら、カーニバル直前にやっているのでカーニバル参加で行く人も見ることができます。(会場はメインの繁華街からだと少し遠かったかな。) 私が見に行ったのはNational Stick Fighting Final。


壁にあいてるちっちゃな穴(チケットブースのセキュリティの為、日本のそれとは違いますがこれがなんだか可愛い)からチケットを買いスタジアムの中に入るとリングを囲んで客席があります。さすが国技、人多いー!



お互い棒をもって戦い、相手に血を流させた方が勝ち。 軽い出血もあればヤバい出血もあります。 単純だと思いきや実は結構危ない! 救急車が常置されているなと思ったら、運ばれるファイターがいました! なるほどこれなら安心!


スタジアムには屋根がないので雨が降ると一旦休戦、雨が止んだら再開します。

ファイナルラウンドは白熱ー!!!


面白いと思ったのはトリニダードの民謡をBGMに戦うこと。ラウンドの合間にも。終始大音量で曲がかかっています。 ソカミュージックが生まれる前の民謡なので普段は聴けない曲たち。レアでした! そして、ここでお話しした方は昔ファイターだったそうで、指が1本ありませんでした。 実際に見ると少しびっくり!しました。


このStick Fightingは、これがなければカーニバルは行われないという程重要な歴史的イベントだそうで、

ここのFighter達はカーニバルをする自由を求め戦った戦士だと言われています。

歴史は時に残酷な過去を私たちに突きつけてきますが、こういった音楽の背景にある歴史を知る事が好きな私には、とても興味深く面白い体験でした。

そしてこのStick Fightingとは別に、ブロードウェイの様な舞台もあるそうです。

こちらは演技を通じて歴史を伝える目的があるので、実際に誰かが傷つくことはないとの事。

伝統的なキャラクター(奴隷所有者)を知る事が出来る上、彼らが奴隷マスターと戦った歴史を伝えているそうです。

わかりやすく再現されているそうなので次回は見に行きたいな!




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